庵原三町之景
富士川町 岩淵の榎の一里づか
蒲原町 蒲原の城山
由比町 由井のさった峠
歴史国道
東海道五拾三次
蒲原
広重画
東海道五十三次
由井
広重
正雪謹製
東海道を東へ西へ行ったり来たり。
大阪から東京まで現代の技術の賜物新幹線で行き来すれば2時間半ほど。数百キロの距離をお江戸の時代は何日もかけて東海道を歩いて移動してたのでございます。
ワタクシめは現代の技術の賜物新幹線なる乗り物に乗車する機会はほとんどございませんで。。夏と冬の神奈川県への帰省時には、ここ数年ずっと青春18切符なる国鉄さんのありがたーい切符や、国鉄バスの横浜−大阪夜行便ハーバーライト号のお世話になったりしつつ東海道を行ったりきたりいたしております。
東海道を歩こう!と旅をされている方もたくさん世の中にはいらっしゃるようですが、そのような根性を持ち合わせておりません・・・えぇまぁぼちぼちと色々な宿場町や街道筋をちょこちょこと歩かせてもらうのを楽しみにしています。
今回、ずーーっと気になっていた由比にあるという染物屋さんに行ってみたい!と思っていたのを叶えるべく、大阪から神奈川への青春18切符の旅の途中、由比駅で途中下車して歩いていってみることにいたしました。
由比のあたりは、東海道を行き来するたびにパァ〜〜〜っと海が開けて見えて、電車で通っても東名高速を走っても特に楽しみの場所です。
季節は7月の終わり。もうずいぶんと暑くなってきた頃。
汗かいちゃってしょうがないわね!と愛用の手ぬぐいを頭に巻き、首に巻き、腰にぶら下げて由比駅を出発。
街道の入口に誇らしげに掲げられた桜えびのモチーフを眺めながら由比港へ。
桜えびを水揚げしてはるんやろな〜と思いながら、たくさんの漁船が停泊しているのを眺めました。漁港にある食堂で桜えびのかき揚げなどなどを食べられるようで観光客の方もちらほらといらっしゃいます。
由比にたどり着く前に一休みしようと降りた静岡駅の駅前で桜えび蕎麦を食べてきたところやったのですが、ここで食べたらよかったかなぁ〜なんて思ったりしました。
とにかく暑い!そんな中を東海道を東へ東へ。街道筋らしい古い民家やあの「いなば」の缶詰工場を眺めたりしながら、やっと目的地の「正雪紺屋」へ到着。正雪紺屋さんは、由比正雪の生家といわれているそうで、ずっと染物屋さんを営んできたそうです。
よかった!開いてる!!
特に女子の皆様に大人気の模様の桜えびのピンクの手ぬぐいがまず目に飛び込んでまいりました。

可愛いですなぁ〜。
せやけど、ワタクシがうひょーー!!と興奮したのが今回紹介している3枚。
歴史国道、と入った一枚目などは特にいかにも旅の手ぬぐい!といった趣で私にはたまらない一枚です。
富士川町、蒲原町、由比町、と三つの町名が入っているのが嬉しい限り。
そして安藤広重の東海道五十三次の絵柄の蒲原宿と由比宿の手ぬぐい。
こちらもたまりません。
ほくほくしながら桜えびの手ぬぐいと合わせて計4枚の手ぬぐいを買いました。
店構えも店内に残されている藍甕もとてもいい感じでした。
またまた暑い中さらに東の国鉄蒲原駅までてくてくと。途中に実家へのお土産に冷凍の桜えびを買って。
夏の暑い東海道、由比〜蒲原までの小さな旅。
暑い思い出の詰まった今回の手ぬぐいさんたち。
本気で汗を拭く手ぬぐいにも、飾っておくにしてもとても素敵な手ぬぐいだと思います。
東海道の歴史を感じに行くのにとても良い由比宿。
また機会があったら歩いてみたいなぁと思っています。
今回の由比駅〜蒲原駅までのてくてくルート(約3.6km)↓
大きな地図で見る
入手場所:静岡県静岡市清水区由比(正雪紺屋にて)
入手年:2011年夏
正雪紺屋紹介ページ(ゆい桜えび館)→(http://plaza.across.or.jp/~kakusa/syosetu.html)
静岡市東海道広重美術館HP→(http://www.yuihiroshige.jp/)
桜えびの町由比・由比港漁業協同組合HP→(http://www.jf-net.ne.jp/soyuikougyokyo/)
静岡観光コンベンション協会HP(由比紹介ページ)→(http://www.shizuoka-cvb.or.jp/tour_guide/jp/maps/yui.php)
所在地→静岡県静岡市清水区由比(正雪紺屋)
地図↓
さぁ、国鉄由比駅で途中下車してお散歩開始。桜えびのお出迎え![PENTAX Optio w90撮影]
桜えびで有名な由比の漁港。「由比港」の文字によっしゃ来たで〜!と心躍りました。[旧ソ連製カメラAGAT18K撮影]
大型のフェリーから貨物船、漁船にいたるまでお船が大好きなのでお船を見ると嬉しい気持ちになります。港内でも海の色が澄んでいてお魚が泳いでいるのが見えました。[旧ソ連製カメラAGAT18K撮影]
さすが街道筋。素敵な民家がちらほらと残っております。[旧ソ連製カメラAGAT18K撮影]
せがい造りというそうです。下り懸魚という飾りも見受けられます。[PENTAX Optio w90撮影]
はっ!!煙突に「いなばライトツナ」って書いてあるやん!あの缶詰のいなばですかっ。なるほどーーここが本社工場なのでございますなぁ。缶詰を見るたびにこのときのことを思い出すようになりました。[PENTAX Optio w90撮影]
国鉄東海道線の線路と東名高速で海は望めないままてくてく歩いていきます。暑かったですが川を渡る橋の上は涼しい風が吹いていました。[PENTAX Optio w90撮影]
清水銀行由比支店本町特別出張所を発見。国の登録有形文化財、1925(大正14)年竣工。静岡県総合教育センターのサイト内に説明がありました→(http://gakusyu.shizuoka-c.ed.jp/shakai/shizuoka_bunkazai/tyubu_simizu_ginkou_yui_shiten.html)こういう銀行の建物が各地にありますが素敵ですなぁ!!大好きです。[旧ソ連製カメラAGAT18K撮影]
由比本陣公園。こちらの目の前に今回の目的地、正雪紺屋さんがあります。[PENTAX Optio w90撮影]
由比正雪の生家、正雪紺屋。やっと着きました!![旧ソ連製カメラAGAT18K撮影]
店内に昔のままに残されている藍甕。[旧ソ連製カメラAGAT18K撮影]
由比本陣公園から正雪紺屋を眺めて。[旧ソ連製カメラAGAT18K撮影]
<観光/歴史/お店>
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